シェアハウスと普通の賃貸物件での一人暮らしはどっちの方が向いているかどうかは個々人の経済状況、性格、入居期間などによって変わります。
この記事ではシェアハウスと一人暮らしそれぞれの居住タイプに向いている人の特徴や実際に問い合わせなどをする際の流れの違いをご紹介します。
・シェアハウスと一人暮らしのどちらに向いているかの特徴を把握したい方
シェアハウスと一人暮らしどっちが向いてるの?
まずシェアハウスと一人暮らし、それぞれに向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。
シェアハウスが向いている人の特徴
シェアハウスが向いている人の特徴9つについてご紹介します。
- 初期費用を安く抑えたい
- 生活コストを抑えたい
- 貯金したい
- あらゆる世代の人と交流したい
- 3ヶ月間などの短期滞在したい
- 物音などに敏感ではない
- 交流することもしたいがプライベートの空間も欲しい
- 引越しの荷物が多くはない
1.初期費用を安く抑えたい
初期費用の平均は10万円以下のところが多いです。
一般賃貸だと初期費用は25万以上することもザラにあります。
例えば、シェアハウスと一般賃貸では、相場として図のような差があります。
最初の経費をあまりかけたくないのであれば初期費用の安いシェアハウスがオススメです。
2.生活コストを抑えたい
シェアハウスは平均家賃が5-6万円と安いです。
またフライパンなどの調理器具が元々備わってる場合がほとんどです。
さらに水道光熱費やwifi込みの共益費も平均1万円の物件が多いです。
そのため賃貸に比べて平均の生活コストを下げられます。
3.貯金したい
生活コストを下げることができるのでその分貯金もすることができます。
項目 | 料金 |
家賃 | 50,000-60,000円 |
共益費 | 10,000円 |
食費 | 30,000円 |
娯楽 | 30,000円 |
保険 | 15,000円 |
交通費(仕事以外) | 10,000円 |
雑貨類 | 10,000円 |
合計 | 155,000円-165,000円 |
貯金 | 35,000円-45,000円 |
平均家賃5-6万、月収20万の人の場合
1年間も住むと一般賃貸に引っ越しをするための準備金として約40万-50万貯めることができます。
4.あらゆる世代の人と交流したい
シェアハウスには20代の若者からサラリーマン、さらに外国人までといろんな人が入居されます。
そのため普段は聞けないレアな話を聞くことができます。
特に交流をしたい方にはオススメです。
5.3ヶ月間などの短期滞在希望する
一般賃貸だと2年間の契約が基本なので途中解約の場合は違約金が発生する可能性が高いです。
しかし、シェアハウスは最低入居期間の平均が3ヶ月-6ヶ月のところが多いです。
そのため退去の際に違約金が発生する場合が少ないです。
ただ短期間でシェアハウスを退去するために、明確にしなくてはいけないことがあります。
最低入居期間は滞在する
まずは上記で説明した通り最低入居期間は入居している必要があります。1ヶ月前の退去連絡
最低入居期間を超えてからの退去申請はお金がかからないです。ただ退去の1ヶ月前には事前連絡をしておく必要があります。
上記の条件をクリアにできれば違約金の発生も防ぐことができます。
6.物音などに敏感ではない
もちろん他の入居者も住んでいるため廊下を誰かが歩く音や料理を作る音などがあります。
そういった生活音がしていたとしてもあまり気にならないと過ごしやすいです。
7.交流することもしたいがプライベートの空間も欲しい
シェアハウスは自分のプライベート空間があります。
シェアハウスと言っても個々人の部屋があります。
そのためルームシェアのように常に誰かと過ごしているなどはありません。
交流とプライベート空間を生活に取り入れたい方にはオススメです。
8.引越しの荷物は多くはない
シェアハウスの部屋はそんなに広くありません。
そのため引越しの際に荷物をたくさん入れると部屋が窮屈になります。
荷物は多くない方が過ごしやすいです。
一人暮らしが向いている人の特徴
一人暮らしが向いている人の特徴を10個についてご紹介します。
- シャワーやキッチンなどの水回りは自分だけで使いたい
- 生活音に対して敏感
- 周りの人とわざわざ交流したくない
- 初期費用を支払う余裕がある
- 建物のクオリティを上げたい
- 誰かを家に呼びたい
- コロナの不安
- 荷物が多い
- 短期間で引っ越しをしたくない
- インテリアに凝りたい
1.シャワーやキッチンなどの水回りは自分だけで使いたい
シェアハウスはシャワーやキッチンなどの場所が共有されている場合が多いです。
そのため「他の方に水回りを汚されたくない」などと思う方はあまり向いておりません。
もしそういった方がシェアハウスに住む場合はストレスを感じる可能性もあります。
2.生活音に対して敏感
他人の生活音が苦手な方は一人暮らしの方が向いております。
シェアハウスはプライベート空間もありますが、共同空間もあります。
そのためある程度の生活音は響いてしまう可能性があります。
もし我慢してシェアハウスに住み続けてしまうとストレスにつながる可能性もあります。
3.周りの人とわざわざ交流したくない
一人の時間を大切にしたい方は一人暮らしの方が向いています。
シェアハウスの場合は共有部を利用するので周りの人とのコミュニケーションは必須です。
一人暮らしの場合は自転車置き場など共有部はあるが、建物の一部分しかないです。
4.初期費用を支払う余裕がある
一人暮らしをする際にネックになるのが初期費用です。
地域にもよりますが安くても25万以上はかかる場合が多いです。
場合によっては50万以上かかる可能性もあります。
そのためもし一人暮らしをするのであれば初期費用を支払う余裕があることが大前提です。
5.建物のクオリティを上げたい
建物のクオリティを上げたい場合は一人暮らしをすることをオススメします。
特に下記の点にこだわる方はオススメします。
- シャワーではなく、お風呂が欲しい
- 靴は3足以上入れたい
- 隣の部屋に音が聞こえない防音設備が欲しい
- 自転車や自動車を置きたい
- 洗濯物を干すバルコニーが欲しいなどなど
一部では建物のクオリティはシェアハウスよりも一人暮らしの方が高い場合が多いです。
6.誰かを家に呼びたい
部屋に友達や恋人を呼びたい場合は一人暮らしの方が融通が効きます。
シェアハウスの場合は部屋に入れることが禁止になっている場合が多いです。
さらに周りの住人からクレームが入って強制退去になってしまうケースもありました。
誰かを家に招待したい場合は一人暮らしが向いています。
7.コロナの不安
コロナ感染が怖い人は一人暮らしの方が向いています。
シェアハウスの場合は一つの家に分かれて住んでいます。
そのためマスクの着用など守らない人がいる場合は感染リスクが高まります。
さらに入居者一人でも感染した場合に感染する可能性が高まります。
その不安を感じる方は一人暮らしが向いています。
8.荷物が多い
引っ越しをする際に荷物が多い場合は一人暮らしの方が向いています。
シェアハウスの部屋は本当に簡易的です。
4畳(約7.3㎡)サイズの大きさのシェアハウスだとベッドが2.5個~3個ほど入るイメージです。
荷物を多く置きたい場合は一人暮らしの方が向いています。
9.短期間で引っ越しをしたくない
長期で住み続けようと考えてる方は一人暮らしの方がいいです。
一人暮らしの場合は2年間住み続ける制約がありますが長期滞在予定なら問題ありません。
10.インテリアに凝りたい
家具や家電を自分が好きなブランドや色で合わせたいと考えてる場合は一人暮らしが向いています。
シェアハウスの場合は家具家電をわざわざ購入しなくてもすでに使うことが可能な点はメリットがあります。
ただ、商品を買い換えたいなどの希望は叶えられません。
シェアハウスが向いている人、一人暮らしが向いている人は人それぞれです。
そのため上記の内容を参考に自分はどちらが向いているかどうかをチェックしてみましょう。
そこで次にシェアハウスと一人暮らしをする前の準備や退去前のやることの違いなどご紹介します。
シェアハウスと一人暮らしの違いとは?
下記3つのシチュエーションに分けてご紹介します。
- 入居前
- 退去前
- 退去当日
1.入居前
入居前は主に3つのポイントで違いがあります。
- 内覧
- 審査
- 契約の場所
内覧
シェアハウスの内覧に来られる管理会社の方の雰囲気は一般賃貸と比べてゆるいです。
コミュニティ要素の高いシェアハウスの場合はこの特徴がより一層際立っています。
賃貸の管理会社の方の雰囲気はスーツがほとんどなのでしっかりしている雰囲気があります。
審査
審査は主に3つのパターンがあります。
1.審査なし入居
残高証明などの審査なしで入居することが可能です。こういったシェアハウスはたまにありますが、一人暮らしの場合はあまりありません。2.残高証明などの金銭的な審査
シェアハウスでも一人暮らしでも取り入れられています。目的としてはちゃんとこの人はお金を支払えるのかどうか信用度を見るために行います。3.入居者の性格審査
入居者はどんなことに興味があって、どんな人なのか細かい性格などを審査します。
ただ管理会社としてはシェアハウスに合う人を入居させたいです。
そのために入居者の性格審査を行なっております。
審査についてはこちらもチェック!
契約の場所
契約をする場所は主に2つあります。
1.入居する物件
シェアハウスの場合はこのパターンがあります。契約をしたらそのままそこに住むことができるので入居者からしたら楽です。2.会社の事務所
シェアハウスも一人暮らしもどちらもあります。この場合わざわざ事務所のところまで行かなくてはいけないので少し手間がかかります。
次に退去前の違いについてご紹介します。
2.退去前
退去前は主に2つのポイントで違いがあります。
- 退去申請
- 違約金
退去申請
シェアハウスの場合1ヶ月前に連絡する場合が多いです。
一人暮らしの場合は1~2ヶ月前には連絡することが多いです。
違約金
シェアハウスの場合は最低入居期間を超えたら違約金はかからないです。
ただ一人暮らしの場合は2年ごとの更新のため再契約して途中退去の場合は違約金が発生します。
次に退去当日の違いについてご紹介します。
3.退去当日
退去当日は主に2つのポイントで違いがあります。
- 立ち合い
- 荷物
立ち合い
シェアハウスの場合は立ち合いが不要な場合があります。
その場合は部屋の写真を撮って管理会社に部屋の写真を送ります。
一人暮らしの場合は立ち合いする方がいらっしゃる場合が多いです。
荷物
シェアハウスの場合は運べない荷物を一時的に置くことができるなどの融通が効く場合もあります。
一人暮らしの場合は置く場所がないので事前に引越しの準備をしておく必要があります。
シェアハウスと一人暮らしでは入居中以外にも多くの違いがあります。
どちらの方が自分にメリットがあるか、マッチするかをチェックしてみましょう。
まとめ
初期費用を抑え、人との関わりに積極的、短期入居を希望されているなどを求める方はシェアハウスをオススメします。
また自分だけの空間を大切に考え、初期費用を支払う余裕がある方は賃貸をオススメします。