シェアハウスを退去したい場合は一般的には退去したい日の1-2ヶ月前に管理会社に連絡することで完了します。
もしも退去連絡日を過ぎてしまう場合は日割り家賃が発生してしまうので注意が必要です。
この記事では全体的な退去までの流れ、退去時に費用がかかるケース、追加費用をかからないようにする対策などをご紹介します。
・シェアハウスの退去の全体の流れを把握したい方
・退去において追加費用がどのくらいかかるのか、また追加費用がかからないようにするポイントを把握したい方
シェアハウスの退去までの流れ
まず退去するまでの大まかな全体の流れをご紹介します。
- 管理会社に退去する連絡
- 退去フォーム記入
- 退去時費用や新居の準備
- 退去費用の支払い
- 立ち合い
- カギの返却
基本的に6つの流れに沿って退去準備は進んでいきます。
そこで次に上記の内容を退去前、退去当日、退去後の3つに分けてご紹介します。
退去前
まず初めに退去前にやることを4つご紹介します。
- 退去の1-2ヶ月前に連絡
- 引越しの準備
- 費用の準備
- 粗大ゴミ
1.退去の1-2ヶ月前に連絡
退去日が決まったら管理会社に早めに連絡しましょう。
基本的に1-2ヶ月前に連絡することが望ましいです。
なぜ早めに連絡することが重要なのか?
退去日程が決まっても連絡しない場合は日割り家賃がかかってしまいます。
日割り賃料(40,000円/月) | 日割り共益費(8,000円/月) | 日割り家賃 | |
9月21日に退去連絡 | 25,806円 | 5,161円 | 31,267円 |
9月22日に退去連絡 | 27,097円 | 5,419円 | 31,516円 |
差額 | -1,291円 | -258円 | -1,549円 |
48,000円の格安シェアハウスでも1日の差額が1500円以上もかかります。
そのためもしもっと高いシェアハウスの場合はさらに金額がかかってきます。
退去する日が決まったら早急に退去連絡をしましょう。
また最近では連絡した上でフォームを記入して退去手続きが完了します。
ただ退去連絡をした時点で日割り家賃が決まってくるのでやはり早急な連絡が一番大切です。
2.引越し準備
次に引越しの準備です。
退去するのであれば事前に次に引越しをするシェアハウスや賃貸を決めておきましょう。
もしシェアハウスの解約が2ヶ月前だと部屋を借りられないのでどうすればいいのか?
もし退去連絡が2ヶ月前必須であれば先にシェアハウスの解約をしておきましょう。
ほとんどの物件の取り置き期間が長くても1ヶ月です。
そのため初めに解約をした上で物件を探すという流れをしましょう。
3.費用の準備
次に退去時にかかる費用の準備をしておきましょう。
退去時にかかる費用としては以下の2つがあります。
- 退去時清掃費用
- 違約金
退去時清掃費用は退去する際に部屋の清掃にかかる費用のことを指します。
ただこちらは入居時のデポジットと相殺されるケースがあるのでかからない場合があります。
次に契約期間内での退去の場合には違約金がかかります。
違約金は1ヶ月の賃料ほどがかかります。
もしキャンペーンで入居時の費用が安くなってる場合はその分も返す必要があります。
退去する際にどのくらいの費用がかかるかチェックしておきましょう。
4.粗大ゴミ
最後に粗大ゴミなどの対応です。
粗大ゴミ等の手配は1-2週間など手配に時間がかかる場合があります。
そのため早めに手配をしておく必要があります。
また、
これって粗大ゴミかわからない、、、
などが起こるケースがあります。
そのためこちらも事前に何が粗大ゴミにあたるのかを確認しておきましょう。
粗大ゴミの確認と手配も粗大ゴミセンターからチェックできます。
退去当日
次に退去当日にやることを3つご紹介します。
- 立ち合い
- 写真撮影
- 鍵の返却
1.立ち合い
まず初めに立ち合いです。
シェアハウスの退去の際は管理会社のスタッフと立ち合いを行い、下記の点を確認します。
- 部屋の片付けは済んでいるか
- 壊れているところはないか
- 部屋の汚れはどうか、など
シェアハウスの管理会社が確認したいのは部屋の汚れや損壊です。
そのためそのような部分が欠損していなければ問題ありません。
ただもし故意的に損壊させてしまった部分があるなら追加費用がかかる可能性があります。
ただ入居前から壁に穴が空いてる場合などは入居する際に写真を撮ることをオススメします。
2.写真撮影
これは立ち合いがない場合に行います。
シェアハウスの管理会社によっては立ち合いがなく写真を送る場合があります。
そのためもし立ち合いがない場合は部屋の退去する際の写真を撮って送りましょう。
3.鍵の返却
最後に鍵がある場合は返却しましょう。
オートロックの場合は不必要です。
また立ち合いがない場合は鍵をどこに置いたかの写真も撮っておくと親切です。
退去後
退去後にやることを3つご紹介します。
- 追加費用の支払い
- デポジット返金の連絡
- 忘れ物の連絡
1.追加費用の支払い
先ほども伝えた通り、退去後に部屋の損壊が確認された場合は請求される場合があります。
そのため追加で費用を支払う必要があります。
2.デポジット返金の連絡
次にデポジットについての確認の連絡をしましょう。
基本的には退去前までに返金されることが多いです。
ただもし返金されないのであれば管理会社にデポジットの有無を確認しましょう。
その際、手元に一番最初の契約書を準備しておくと話がスムーズに動きます。
3.忘れ物の連絡
最後に忘れ物についての確認の連絡です。
退去後にシェアハウス館内に忘れ物をするケースがたまにあります。
その場合は事前に管理会社へ連絡をしておきましょう。
退去後に入館していたら不法侵入扱いになる可能性があります。
そのリスクを避けるためにも事前連絡は必須です。
ここまでシェアハウスの退去までの全体の流れをご紹介しました。
退去の際に多くの人が気になる、もしくは不安を感じるポイントは追加費用です。
元々部屋が汚れていたのに追加費用がかかりそうで怖い、、、
などの意見もありました。
そこで次にどういうことが起こると追加費用がかかるのかの詳細をご紹介します。
シェアハウス退去時に追加費用がかかるランキング BEST5
ここではどのようなものに退去費用がかかるのかをランキングでご紹介します。
1位 部屋の損壊
まず初めに部屋の損壊です。例えば下記のようなケースです。
部屋のドアを壊してしまった。
ダンベルで部屋に穴を開けてしまった。
上記のようなケースはほぼ100%請求されます。
部屋の損壊は意外と多く起こりますので注意しましょう。
2位 支給品の損壊
次に支給品の損壊についてです。
ベッドの上でジャンプしたら壊してしまった。
重いものを机に落としたら机が壊れた。
鍵をなくしてしまった。
上記のようなケースも請求されることが多いです。
ただ支給品の老朽化などが認定されると請求されない場合もあります。
3位 部屋の壁紙の汚れ
次に部屋の壁の汚れについてです。
コーヒーをこぼして汚してしまった。
こちらも上記同様に故意であれば請求されます。
ただ、老朽化が原因で起こる場合は請求されません。
4位 タバコ
次にタバコの匂いについてです。
基本的にほとんどのシェアハウスではタバコを吸うことは禁止されています。
けれどタバコを吸ってしまって部屋にヤニがついてしまう場合があります。
上記の場合は100%請求されるので部屋でタバコを吸うことはやめましょう。
5位 支給品の持ち出し
最後に支給品の持ち出しについてです。
部屋にある家電を持って行ってしまった。
家電も含めて部屋にあるものは貸し出しをしているだけです。
そのため持ち出してしまうことは禁止されています。
もしそれが発覚すると紛失した商品分の費用がかかります。
上記のように追加費用がかかるケースはある程度決まっています。
ただほとんどの人は追加費用をかけたくないと思ってるはずです。
そこで最後に追加費用がかからないように注意するポイントをご紹介します。
シェアハウス退去時に追加費用がかからないよう注意するポイント
追加費用をかからないようにするために注意すべきポイントは5つあります。
- 入居前に事前確認する
- 部屋の確認と写真を撮る
- 契約時に追加費用についての確認をする
- 退去時に動作確認する
- 退去時に部屋の写真を撮る
1.入居前に事前確認する
退去する際にどうなったら追加費用がかかるのかを直接聞いておきましょう。
それかもし可能であればメールなどで記録が残せる形にしておいた方が確実です。
2.入居前に部屋の確認と写真を撮る
入居前に部屋の雰囲気を見るだけではなく、実際に壁の汚れや穴などを確認しましょう。
その上で部屋の写真をきちんと撮っておきましょう。
退去する際にその写真は比較する際に大いに役立ちます。
3.契約時に追加費用についての確認をする
契約の際に追加費用についての確認をしましょう。
契約書には必ず追加費用についての詳細が書かれています。
その内容が入居前の問い合わせなどで確認した内容とある程度合ってるかみましょう。
もし気になる点があればしっかり聞いておきましょう。
4.ものを無くさない
次に鍵などシェアハウスから支給されたものは無くさないように気をつけましょう。
もしなくした場合は十中八九、費用がかかります。
そのためものの管理はきちんと行いましょう。
5.退去時に部屋の写真を撮る
次に退去時にも部屋の写真をとりましょう。
退去する際に汚れていなかったと思うが汚れていると言われて追加費用を払った。
上記のようなケースも起こる場合があります。
そのため退去時は部屋の写真をしっかり撮っておくことをオススメします。
まとめ
シェアハウスの退去の場合は退去前、退去当日、退去後の3つに分けるとやることが明確になる。
もし損壊などを起こしてしまった場合は追加費用がかかる可能性が高いです。
退去時の追加費用を抑えるために入居時に部屋の写真を撮るなどは最低限やっておきましょう。