シェアハウスの水道光熱費は共益費という枠組みに含まれて、定額で支払うケースが多いです。
ただ共益費に含まない契約の管理会社もあります。
この記事ではまず共益費とは何か、水道光熱費の支払い方法、おトクな支払い方法などについてご紹介します。
今回はまずシェアハウスにおける水道光熱費の支払い方法や関連するよくある質問をご紹介します。
・シェアハウスの共益費の仕組みや支払い方法を把握したい方
・自分に合うオススメの支払い方法を把握したい方
シェアハウスの共益費とは?
共益費とはwifi代やシャワー代、共有スペースにある賃料以外のものを含んだ費用を指します。
共益費の項目
ここでは共益費に含まれるものと含まれないものに分けてご紹介します。
共益費に含まれるもの
共益費として含まれるものは主にこちらです。
- 水道光熱費
- 消耗品代
- 清掃代
- 調理用具代
- 家電修理代
- シャワー代
- 個室内の設備
- wifi代
共益費に含まれないもの
共益費にはほぼ含まれないものはこちらです。
- 駐輪、駐車代
- 調味料代
- 個人用で使用するもの*
場合によっては共益費に含まれないもの
基本的に共益費に含まれているが管理会社によっては共益費に含まれず別途支払いになるものもあります。
- 水道光熱費
- シャワー代
- wifi代
特に水道光熱費は支払い方法が色々あるので細かくご紹介いたします。
シェアハウスの水道光熱費の支払い方法は4パターン
主に水道光熱費を支払う方法は主に4つあります。
- 共益費のみの支払い
- 共益費+水道光熱費(定額)
- 共益費+水道光熱費(変動)
- 共益費+水道光熱費(入居者割り)
1.共益費のみの支払い
これが一般的な支払い方法で共益費に水道光熱費も全て含まれているケースです。
家賃の支払いは賃料+共益費のみで大丈夫です。
2.共益費+水道光熱費(定額)
こちらは共益費に加えて別途で水道光熱費を支払うケースです。
この場合は賃料+共益費+水道光熱費が家賃になります。
3.共益費+水道光熱費(変動)
こちらは共益費に別途上記の水道光熱費が月によって変動するケースです。
そのため毎月支払う家賃の総額が変わってきます。
4.共益費+水道光熱費(入居者割り)
こちらはハウス全体でかかった水道光熱費を入居者全員で割るというケースです。
そのためこちらも毎月支払う家賃の総額が変わってきます。
こうなってくるとこう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結局どの支払い方が一番いいの?
水道光熱費の支払い方法はそれぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため各パターンに分けてご紹介します。
水道光熱費はどの支払い方法が一番おトク?
基本的に共益費のみの支払いのシェアハウスが一番分かりやすくてオススメです。
先ほどの4つの水道光熱費の支払い方に分けてメリット・デメリットをご紹介いたします。
1.共益費のみの支払い
まず初めに共益費のみの支払いについてです。
メリット・デメリット
メリット
毎月支払うお金が決まっているので事前に準備しやすく、遅れてしまうなどの心配がない。
デメリット
特にありません
オススメの方
毎月お金の支払い金額が変わるのが面倒くさい方にオススメです。
一般的に共益費に全て含まれていると分かりやすく、支払う側も受け取る側も計算しやすい。
2.共益費+水道光熱費(定額)
次に共益費+水道光熱費(定額)についてです。
メリット・デメリット
メリット
上記と同様に支払い金額が決まっているのでお金を準備しやすいです。
デメリット
一般的に「賃料+共益費」のため、気持ちとして少し多く支払っている感じがする。
オススメの方
「賃料+共益費+水道光熱費」で自分の予算を超えないのであれば問題ないと思う方にオススメです。
共益費と水道光熱費を合わせてどのくらいの費用になるのかがポイントです。共益費が安く見えても水道光熱費が高かったら意味がありません。
そこをしっかりチェックしておきましょう。
3.共益費+水道光熱費(変動)
次に共益費+水道光熱費(変動)についてです。
メリット・デメリット
メリット
場合によっては前月よりも安く抑えられる。
デメリット
逆に前月よりも高くついてしまうケースがある。さらに支払い金額が変動するので毎月準備するのが面倒くさいです。
オススメの方
支払い金額が変動しても気にならず、予算に余裕がある方にオススメです。
毎月支払い金額が変動するため、事前にお金の支払いに余裕を持つことが重要です。
4.共益費+水道光熱費(入居者割り)
次に共益費+水道光熱費(入居者割り)についてです。
メリット・デメリット
メリット
一般的に入居者が多ければ多いほど水道光熱費は安くなるケースが多いです。
デメリット
全く水道光熱費を利用していなかったとしても高額の請求になる可能性もある。また退去者が一気に出ると予想以上の支払いになる可能性もある。
オススメの方
入居者が多く他の人が多く水道光熱費を使っていても気にならない方にオススメです。
水道光熱費の支払いはどうなるのか?などの質問を事前に管理会社に聞いておくことが大切です。
そこで次にシェアハウスの内覧の際に水道光熱費について管理会社に聞いて欲しいことをご紹介します。
シェアハウスの水道光熱費についての質問まとめ
先ほどの水道光熱費支払いが異なるタイプごとに聞いて欲しい質問をまとめました。
共益費のみの支払い
主に下記2つのことを質問してみましょう。
- 共益費は変動することがあるかどうか
- 賃料と共益費以外に毎月支払うものがあるか
共益費は変動することがあるかどうか
場合によっては共益費が変動するケースもあります。
そのため事前にその可能性があるかどうかをお聞きしましょう。
賃料と共益費以外に毎月支払うものがあるか
「共益費には全てが含まれる」と言っていたとしても念のため確認しておきましょう。
全て共益費に含まれると思っていたけど本当はシャワーが有料だった。
wifiは一般的に共益費に含まれると思っていたのに、、、
上記のようなケースもよく起こるためきちんと聞いておきましょう。
共益費+水道光熱費(定額)
主に下記2つのことを質問してみましょう。
- 合計でどのくらいになるのか
- 水道光熱費は変動する可能性はあるのか
合計でどのくらいになるのか
まずは全体像を把握するために月々に支払う合計金額がどのくらいになるのか聞いておきましょう。
水道光熱費は変動する可能性はあるのか
夏場になると水道の利用者が増えるケースが多いです。
そういった場合に水道光熱費も一緒に変動するのかどうかを確認しましょう。
共益費+水道光熱費(変動)
主に下記2つのことを質問してみましょう。
- 毎月変動するとしてもどのくらいの幅があるか
- なぜ水道光熱費を固定にしないのか
毎月変動するとしてもどのくらいの幅があるか
変動するとしてもどのくらい差があるのかは重要です。もしかしたら予算を超えてしまう場合もあります。
平均の支払いにどのくらいの差があるのかをしっかりと聞いておこう。
なぜ水道光熱費を固定にしないのか
水道光熱費は固定の方が支払う側も受け取る側もメリットがあります。
そのためどういう理由で変動制にしているのか聞いてみてもいいですね。
共益費+水道光熱費(入居者割り)
主に下記2つのことを質問してみましょう。
- 現時点での入居者の数
- 支払いの限度はあるか
現時点での入居者と退去予定者の数
入居者の数が少なかったり、退去する予定の数が多いと負担する額は高くなる場合が多いです。
そのため入居者の人数の確認はしておきましょう
支払いの限度はあるか
変動するとしても支払いの限度があるかを確認しましょう。
一人がかなり使い過ぎてしまい予算オーバーになることは大きなリスクです。
まとめ
基本的に水道光熱費は「賃料+共益費」での支払いです。ただ管理会社によっては違う可能性があるので確認が必要です。
もしも予算以上のコストがかかるのであれば他のシェアハウスを探すのも一つの手です。