シェアハウスに入居した際にデポジットは一般的には返金されるか、クリーニング費用として相殺されることが多いです。
この記事では基本的なデポジットの仕組みに加えて、デポジットされるケースなどについてご紹介します。
・デポジットの仕組みを理解し、入居前の事前準備をし、退去時に追加費用を支払わなくて済むような準備を今のうちにしておきたい方
シェアハウスのデポジット(保証金)の仕組み
まず初めにシェアハウスにおけるデポジット(保証金)の下記3つの仕組みについてご紹介します。
- デポジットの相場は2万-3万
- デポジットは入居時のみの支払い
- 保証会社加入料とデポジット(保証金)の違い
1.デポジットの相場は2万-3万
デポジットの相場は大体2万-3万のところが多いです。
ただシェアハウスによっては保証金が4-5万かかる場合もあります。
また保証金が0円のケースもあります。
え、、、0円って逆になんか危ないんじゃないの?
0円って聞くと不安かもしれません。
ただこの場合は退去時にクリーニング費として支払うケースが多いです。
2.デポジットは入居時のみの支払い
多くのシェアハウスではデポジットは入居前、もしくは契約当日に初期費用として支払います。
そのため入居後に何度も支払うことはありません。
3.保証会社保証料とデポジット(保証金)の違い
デポジットを保証会社に支払うものだと思ってる方が多いです。
ただ両者の役割は全く違いますので詳細をご紹介します。
保証会社保証料とは
保証会社とは家賃を滞納した際に貸主(管理会社/オーナー)に対して立て替えをしてくれる会社です。
そのため誰にメリットがあるかというと貸主にとってメリットがある仕組みになります。
デポジット(保証金)とは
入居者が退去する際に部屋の損傷や損壊をしてしまった場合のクリーニング費の頭金とするケースが多いです。
保証会社保証料は入居者の滞納関係で貸主に対して行われ、デポジットは部屋のクリーニング費として使用されます。
ここまでデポジットの仕組みなどについてご紹介してきました。
ただ入居時に支払ったデポジットは返金されるの?
確かに最初に支払った金額が返ってくるのであれば嬉しいものです。
そこで次にデポジットが返金される場合やそうでない場合についてご紹介します。
シェアハウスのデポジット返金について
基本的にデポジットは部屋のクリーニング費として使用されます。
また最初に支払ったデポジットが返金されるかどうかは退去時の部屋の状況によります。
そこでまず初めに返金されるのはどんな場合なのかをご紹介します。
デポジットが全額返金されるケース
部屋の損壊がなく、備品不足や損壊がみられない場合は返金されるケースが多いです。
普通に生活していれば部屋の備品を壊すなどを起こすこともないので返金される場合が多いです。
デポジットが一部返金されるケース
備品の中でも安いものの損壊や紛失がみられる場合は一部費用使用される可能性があります。
椅子に座ってたら壊してしまった。
備品としてあったハンガーが全部どこかに行ってしまった。
上記のようなケースはあまり高くない場合が多いので一部返金されることが多いです。
デポジットが返金されないケース
デポジットが返金される場合に比べて費用がかかるものの損壊や破損などをした場合です。
部屋の壁を汚してしまった。
退去時に入居時と比べて損壊部分が激しいと判断された場合はクリーニング費として全額使用されるケースが多いです。
追加費用がかかるケース
最後に追加費用がかかるケースもご紹介します。
このケースはクリーニング費にデポジットとして受け取っていた金額以上にかかる場合に起こります。
隣の部屋がうるさくて思いっきり壁を叩いたら穴を開けてしまった。
不注意で部屋の窓を割ってしまった。
部屋の穴を開けてしまって10万円以上かかったケースを見たこともあります。
あくまでもお部屋はもらったものではなく貸してもらったものです。
人のものだと思って大切に使うことが重要です。
とは言っても6ヶ月も住んでいたら損壊がありそうで追加費用がかかるのは少し怖い、、、
退去時に余分にお金を支払う可能性があるのでは?と思うと誰しも怖いはずです。
そこで次に追加費用を避けるために入居前にチェックしておくべきポイントをご紹介します。
デポジット追加費用を避けよう!入居前のチェックポイント
デポジット以上の余分な費用を避けるために入居時にチェックしてほしいポイントが2つあります。
- 管理会社の評判を調べる
- 内覧の際に管理会社から情報を聞き出す
- 写真を撮る
1.管理会社の評判を調べる
まず初めに管理会社の評判を調べておきましょう。
シェアハウスの管理会社の中でも悪徳なシェアハウスもあります。
そのため事前に今から入居するシェアハウスはどんな評判かを調べておきましょう。
評判ってどうやって調べるの?
SNSや掲示板を使うといろんな情報が載っているのでそこで情報収集はできます。
特にtwitterや掲示板は匿名でも書けるのでリアルな声を見つけることができる可能性が高いです。
ただ情報がない場合はどうすればいいのか?
その場合は管理会社から直接情報を聞き出してみましょう。
2.内覧の際に管理会社から情報を聞き出す
上記で伝えた通り、もし調べて情報がない場合は直接内覧の際に情報を聞き出しましょう。
直接聞くことほど信用性が高いものはありません。
そのためただ情報がないからと言って悪徳なシェアハウス!と決めつけてはいけません。
3.写真を撮る
最後に写真です。
入居時と退去時に個室の写真を撮っておきましょう。
写真を撮ることは大きな証拠につながります。
退去時に穴が最初から開いてるきちんと説明する材料になったのでとても助かりました。
上記のようにいざというときに写真は大きな役に立ちます。
手間かもしれませんが写真1つで数万円の余分な費用を支払わなくて済むのであれば助かります。
まとめ
シェアハウスのデポジットは基本的にはクリーニング費に割り当てられ、相殺されるケースがほとんどです。
ただし部屋の損壊が激しい場合は追加費用がかかる可能性があるので入居時に部屋の状況を確認しておきましょう。